冒険沢登り!

いざ、入渓!
さっそくお決まり、水かけ祭り!

東京のうだる暑さと違い、沢はひんやり!
最初の一歩が氷水のよう!

さぁ、なんだか段々あったかく感じてきた!
先には何が待っているか!

沢底はヌメヌメ、グラグラの岩
支えになる岩も苔むしている
もののけの世界に迷い込んだようだ

恐る恐る一歩ずつ
また一歩

去年経験した子は、
ちょっとリード。
手を差し伸べたり、
時々振り返り、様子を伺い、
離れない距離で進む。

さぁ、難関だ

足もつかない、
泳がないと進めない
淵の先には、滝が

しぶきがビャーとあたり
岩にがむしゃらにしがみつく
水流がグォグォと、体を押し返す

クライミング上手が先に行き、
手本を見せる
足も手も全身で、這い蹲るように、必死に格闘

さぁ、一難さって
また一難。

でも確実に、足取りが軽快になっている
慣れと自信が、段々と余裕が出てくる

何で、こんな形に流れているんだろう?
あの大きな岩はどこから来たのだろう?

などなど
発見の連続だ

此処は通れるかな?

岩の隙間の自然のトンネル

胸を川底につけ、ほふく前進!

着実に上達
からだ全身を使い、
たくみな身のこなし!

しかし、ずーーーと
水の中にいると寒くなる
個人差はあるけれど、だんだんと
唇の色が紫に
歯がカチカチととリズムを刻む

おなかもすき始めた
すこし、休憩し、みんなでお昼にするか相談。
もう少し行ってみようという、強い意見が出て、
おなかペコペコの子も、気合を注入!

やったぜ!
目標だった大滝を何とかクリア!

去年はここまで倍の時間がかかったのに、お昼をで到着!
滝で冷えた体をあったかい味噌汁で温め、
持ってきたおにぎりをほうばる。

ちょっとしたおかずもあるけれど、
それ以上に達成感がみんなを包む。

少し火を焚いたり、段を取りながら
午後の作戦会議。

先に進むという選択肢もある中、大滝で遊ぶことに。
進みたい気持ちもあったし、
もう寒いし動きたくない意見も。

ただみんなで何度も顔を付き合わせ、最初は纏らなかった話も、
最近はまずやってみる。それで駄目なら考え、話すという形が出来てきている。
そして必ずしも、そこに行ったから遊ばなければ成らないで無く、
自分が満足できる形を探すことも、する自由もあるししない選択もできる。そこが共有できている様子。

大滝では思い思いに、ジャンプしたり、滑ったり、それを眺めながらミルクティーを飲んだり、石をつんだりして、満足感で沢を終えた。